プロとはアマチュアの違い
プロっていうけどそもそもプロってどういうことなのか。
プロとはProfessionlです。
Professionalとは、ある物事を職業として行いそれで生計を立てている人です。
プロのアマチュアのバンドの違いは、音楽活動のみで生計を立てれているかかどうかということになります。
メジャーとインディーズの違い
メジャーとインディーズって言われているけどどう違うのか。
まずメジャー=プロ、インディーズ=アマチュアとういわけではないです。インディーズでもお金を稼いで生計立てれていれば十分プロと呼べます。
では、何が違うのか。所属レーベルがメジャーレーベルかインディーズレーベルかの違いです。日本レコード協会に所属していればメジャーレーベルでしていなければインディーズレーベルです。
メジャーとインディーズのレーベルの細かい違いは別の記事にしたいと思います。
音楽活動で収入を得るには
音楽活動で収入を得る方法は、会社や事務所などと契約をし給料を貰うことが一番多いです。
その給料が固定給か歩合給かは、所属する場所によって変わるので一概にいうことはできません。
例
バンドマンとして事務所から給料を貰う場合、月に○円の給料を貰え、作詞作曲の印税を貰うことが出来る固定給+歩合給
作曲家として音楽制作会社に就職した場合、作曲の依頼をこなすと報酬が貰えうことが出来る歩合給
上にあげたような給料形態が例です。
勿論会社によっては、固定給を貰える音楽制作会社や、製作費用を請け負ってくれる代わりに歩合給しか貰えない事務所などがあります。
10000時間の法則
音楽業界に限ったことではないのですが、プロになるという話をする中でよく言われる話があります。
プロは「10000時間」練習していた
といわれる10000時間の法則というのがあります。それはプロは「10000時間」より練習時間が少ない人はいなかったそうです。
この法則の話をする際に、よく出てくるのがビルゲイツ、ビートルズ、モーツァルトをはじめ、日本人だと孫正義、イチロー、内村航平などです。
この法則の重要な点は、才能があったからなったのではなく、1000時間という努力をしなるべくしてなったということです。
「10000時間」がどれくらいの時間なのか。
毎日6時間練習したとして1666日かかります。1666日=約4年半です。
定職についてる人が毎日6時間も練習とることは難しいと思います。毎日3時間練習時間を取れれば相当いい方でしょう。その場合3333日程かかります。約9年です。
この数字を見てプロを目指すのか。この数字を見てそんなものでいいのだと思う人はそんなに苦労しなくてプロになれるでしょう。大変そうや無理そうだと思うのならプロには向いてないのではないでしょうか。本当にプロになりたいのなら、大変だけど頑張るくらいの覚悟は必要でしょう。
前に書いた「音楽を始めるのに早いや遅いはあるのか」で言ったプロを目指すなら並大抵の覚悟じゃ駄目というのはこういうことです。
1000時間練習すればプロになれると言いました。しかし、それは個々が評価される業界だとそうだとそうでしょう。ソロで活動するスタジオミュージシャンやアーティストのバックバンドなど。
バンドで目指す場合に限ってはチームプレイです。プロになるということは自分の技量だけではどうしようもないことが出てきます。
バンドメンバーの演奏技術。バンドメンバーとの仲。バンドメンバーとの温度差のようなバンド内での問題。
曲作りの能力。プロデュース力。行動力などの演奏以外の能力も必要となってきます。
バンドのジャンルによってはそんなに演奏技術は必要ないこともあります。特に歌ものは最低限のリズムキープと奏法が出来れば曲のメロディとボーカルの歌がものを言います。音楽を聴いている大多数の素人(楽器をやってない人)などは演奏よりも歌をメインに聴いているので。演奏技術は必要なくてもミスせずにライブで弾けるくらいは実力が必要ですが。
時間の問題を埋めてくれるもの1
バンドでプロになるには他のことよりも難しそうと思われたかともいるでしょう。
しかし、バンドで売れて食べていくという時に時間の問題を解決してくれるものがあります。
まずお金です。
バンドが有名になるためには何が必要だと思いますか?
有名なバンドとマイナーなバンドってどこに差があると思いますか?
メジャーレーベルとインディーズレーベルのどこに差があると思いますか?
使えるお金の金額です。
CDを発売してプロモーションをするにしても、十分なお金がある場合はテレビでCMを流せます。テレビでCMが流せるということは、アーティスト自体は知らなくても、繰り返し聞くことでこの曲知っているや聞いたことあるということが起こります。
MV制作するにしてもお金が掛かりますしより凝ったMVにすればするほど多大な金額が必要になります。
プロモーションの為にお金を使えればそれだけ多くの人の目に止まるのでより名前は知られるし、繰り返し耳にすることで好きになる人が増えるの効果もあります。
そのようにプロモーションに力を入れることが可能なお金があれば、ライブを充分に出来るくらいのある程度の演奏技術でも、10000時間という時間を満たしてなくてもなれるでしょう。
さらに、プロモーションだけでなく他の問題もお金は解決してくれます。
作曲の能力がなくてもお金があればプロの作曲家に曲を頼めます。プロの曲だとよりいいキャッチーで耳に残る曲が作れます。
お金があれば苦がなくライブでツアーに回ることも出来ます。(勿論お金なくても何とかしてツアーを回ることをしているバンドがほとんどですが)
時間の問題を埋めてくれるもの2
次に時間を埋めてくれるものがコネです。
コネがあれば様々な利点があります。
有名なバンドの楽屋にお邪魔することが出来たり話し気に入られ、事務所やレーベルの社長に直接話が出来る。有名なバンドに気に入られそのバンドのイベントに呼んでもらえるなど話を上げればキリがないです。
実力が同じくらいの人で知っている人とよく知らない人なら知ってる人の方が選んでもらえます。
お金というのは持っているお金や稼げるお金に左右されるし、給料がいい会社に勤めているや、親がお金持ちで使えるお金がいっぱいあるというよな特殊な環境じゃないとどうしようもないことです。
しかしコネは自ら動き作りに行けば作れるものです。そういった行動力ある人が、周りで有名になっていっていますし、可愛がられています。
お金とコネは実力をつける時間を埋めてくれます。
お金=一般へのプロモーション
コネ=業界へのプロモーション
プロのスポーツ選手になろうと思って、お金やコネがあっても実力がないとプロにはなれないでしょう。
しかし、バンドは実力がなくても、お金とコネでプロになることが出来ます。
まとめ
変な話≪実力のあるけど人気がない人≫より≪実力はないけど人気がある人≫の方をメジャーレーベルは求めているのです。一番いいのは≪実力もあるし人気もある人≫になることですが。
そういうのが顕著に表れているのが動画投稿サイトではないでしょうか。
動画投稿サイトには上手い演奏者がゴロゴロいますが素人がほとんどです。
演奏者として上手いがプロになれてなかった人は実力はあるがバンドとしていい曲が作れなかった、いい感じのところまで行ったがメンバーとの不仲やメンバーの都合で解散した、プロモーション能力がなかった、やっているジャンルが売れるジャンルじゃなかったなど理由は様々でしょうが理由があってなれなかったのです。
勿論プロになったが辞めて、趣味の一環で動画投稿しているという人もいます。
バンドでプロを目指そうとしている方。
あなたはお金がありますか?
コネを作るコミュニケーション能力はありますか?
実力はありあますか?実力を埋めるための時間はありますか?
自分の好きなジャンルじゃなく売れるジャンルをやる覚悟はありますか?
このような書き方をしているとバンドでプロを目指す人を潰していると思われそうですがそうではないです。
バンドをやりたいと、バンドでプロを目指そうと思ったのは、かっこいいと思うバンドに憧れてではないでしょうか?そういったステージの上で輝いているバンドの人たちはこういったものを乗り越えて今プロとして生きているということです。
誰しも最初から人気じゃなかった。最初はライブをしても客が入らないということも普通だった。それでもプロとして生きていってるから誰にでもチャンスはあるでしょう。
しかし甘い世界ではないので本気でプロを目指す人にとっては何歳からでもプロを目指していいと思います。何度も言いますが甘くはないです。
お金とコネがあれば10000時間というものを埋めることは出来ます。
しかし練習を重ねて上手くなる人の方がその世界で生きていけるでしょう。