音楽理論は必須なのか
楽器を初心者のだったり理論を覚えてない中級者だったりからよく言われるのが理論を覚えた方がいいですか?ということです。
やはり音楽を初めて理論という存在を知った時や、ある程度楽器を弾けるようになって余裕が出てきたら覚えた方がいいのかと疑問が浮かぶのだと思います。
必須ではない理論
結論から言いますと音楽理論を学ぶことは必須ではないです。したいことによって覚える必要性は大きく変わってきます。
あなたはオリジナルの曲を作りますか?
オリジナルのソロを弾きますか?
アレンジをしますか?
耳コピのスピードを上げたいと思いますか?
上のすべてがNoの場合理論を覚える必要性が全くないです。
いずれかもしくはすべてが当てはまる方は覚えると得をすると思います。
そもそも音楽理論とは
構造や手法を説明しているものです。
つまりコードやスケールなどを深く見ていくのです。
ある程度ピアノやギターが弾けるようになっていると、コードの抑え方はわかって来ると思います。そのコードがなんでそういう抑え方になるのか構成する音についてみていくのです。
理論を覚えることで得することは
コードの抑え方を自分の抑え方に出来る
聴こえ方のいいコード進行を理解出来る
聞こえの悪い音を除外できる
などです。(わかりやすくしようと思いましたが逆にわかりにくいかも…)
音楽理論が必要のない人
上のすべてがNoの場合、理論を覚える必要性がないと言いましたが、遠まわしで伝えていたものをはっきり言いますと、
コピーしかしない人
です。
コピーしかしない人が悪いとは言いません。コピーバンドを組んで楽器を楽しんだり、好きな曲をコピーして楽器を楽しんだりと楽しみ方は人それぞれなので。
オリジナルのバンドをしてても曲を自分で作らない人は半分コピーバンドをしているのと同じようなものなので同じです。
曲を作らないのであれば譜面通りに弾けばいいだけです。耳コピをするにしても時間をかければ出来るようになりますし、耳が慣れれば必要はないです。
それに理論は自然に身につくものでもあります。
自然に身につく理論
理論が自然に身につく?
と疑問符を浮かべる人もいると思いますが、理論は自然に身に付きます。
例えばコード進行。曲を幾つもコピーしていると同じようなコード進行があると思います。そのコード進行の法則性を細かく1から説明しているのが理論なのでぼんやりとでもよく使われる進行は頭に入ってきます。
他にもスケールなども自然と身に付きます。ギターソロはスケールをなぞっているだけのフレーズも多くあります。曲に合わない音も聞いているとなんとなくわかると思います。それがスケールアウトです。
このように幾つかの音楽理論は楽器をやっていくうちに自然と身についていくものです。勿論身につかない物もありますが。
しかしコード進行やスケールアウトなど曲を作っていく上で必要な最低限のものは身についていきます。
作曲している人が全員音楽理論を理解しているかというとそうではありません。特にバンドなど難しいコードやコード進行を使ってない人などは知らない人の方が多いと思います。かといって難しいコードやコード進行を使う方がいい音楽かと言われるとそうとは言えません。
どんだけ音楽理論を熟して作りこもうが受け手のほとんどは音楽理論をしらないので意味がありません。全く興味のない分野の研究論文を見たところで理解できないのと同じです。(駄目な部分はわかるものなので気を付けましょう。楽器や音楽理論を知らなくてもカラオケで音外したとかそういうのはわかるでしょう。)
余裕があるなら学ぶべき
結局どっちがいいってことなのかとうと、コピーしかしないって人以外は学んで損はないと思います。
作曲するにしろアレンジするにしろ理論知っているからこそできるアプローチというものがあると思います。
自分のレベルアップをしたいのであれば学ぶべきものだとは思います。
このブログでも徐々に理論講座のようなものをやっていけたらいいなと思っております。