コーラで晩酌

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政治や経済の話で日本の借金の問題を言う人を信用していない話

消費税率が10%に引き上げられるか否かというのが話題になっている

 

萩生田氏が消費増税延期もありうるという発言をしたためだ。

菅官房長官はリーマンショック級のことが無い限りは引き上げられるという発言をしていますが正直わからない。

 

ただこの発言があったというニュースを見た際にどこの番組かは忘れたが消費税の引き上げが先送りにされると日本の借金にも影響があるといったような発言をしている専門家?の様な人が居た。

 

日本の借金が1000兆円を超えていて1人当たり900万くらいの負担になるという発言だ。

※今の数字忘れたため正確な数字は覚えていない。

 

政治や経済の話をする際に日本の借金に関して発言する人は基本的に疑ってかかっているというか信用していない。

特に日本がギリシャの二の舞に~といった発言をしていたら更に信用できない。

 

 

 

 

政治家がそういう発言をしていると知らない層に恐怖感を与え政党に票を入れさせようとしているようにしか聞こえない。

もしくは現状の政権を貶めようとしているなど。

 

そもそも国の借金が1000兆円をこしているのは今の政権が原因ではない訳で…

遥か過去からのものが積もり積もって今になっているというオチだから今の政権というのはそもそも関係ない。

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日本の借金

本題に入るまでが長くなったがまずこれだ。

日本が借金をどこからしているか。

借金というのは借りる人と貸す人が居て初めて成り立つもの。

日本がどこから借りているか。

 

国民から借りている。

 

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知らなければクエスチョンマークが浮かぶ人も多いともうが日本の借金を国民がそもそも間違っていたのだ。

普通の国民は貸している記憶がないと思うが、銀行に預けているお金を銀行が国に貸している。

国民→銀行→国

というった流れでお金が流れている。

貸している言うのは厳密に違い国債を銀行が買っているというのが正しい。

 

国債とは

国債という言葉はよく聞くと思うがいまいちよくわかっていない人が多いと思う。

日本国債は3つある。

・固定利付債

・変動利付債

・物価連動債

 

海外だともう一つ『割引債』というものがある。

割引債はゼロクーポン債ともいい日本国債で扱っている3つとは少し違う。

国債について細かく書いていると長くなるので別記事でまとめるから簡単に説明する。

 

国債の基本は額面と利子と期間が決まっている。

個人国債の場合

・変動利付債10年    金利0.05%

・固定利付債5年      金利0.05%

・固定利付債3年      金利0.05%

が2019年4月現在発売されている。

(一応他の物価連動債も個人に解禁されているので購入しようと思えば購入できる)

 

 

まず国債は利付債〇年と書いてある満期に達すると購入した額のお金が戻ってくる。100万円分の国債を購入した場合100万は戻ってくる。

更に半年1回の年2回利子を受け取れる。

 

変動と固定の違いだが、変動は決まっている金利が景気や銀行の金利によって文字通り変動する。

金利0.05%から0.06%になることもあるし逆に0.04%になることもある。

変動することで損することはないが、最終的にもらえる金額に差が出る。

 

例えば 固定利付債5年      金利0.05%を100万円分購入した場合半年に1回250円の利子があり5年後には100万と2500円になっている。

たったのこれだけと思うが通常の定期預金が0.05以下の為定期預金に比べると利回りがいい。

ただ100万以上とか300万以上の場合は金利の高いネット銀行があるが。

 

そういった金融商品が国債だ。

 

国債を買う銀行

話を戻すと銀行が国債を買っている。それによって日本は政治の為のお金を得ている。

 

日本銀行が40%以上民間銀行40%以上と銀行だけで8割以上を占めている

関わっていないように思えて預金をしている人はわずかでも国債に関りがある。

 

日本国債は円

日本国債を買おうと思ったら円でしか買えません。

日本国債の保有数の数%は海外の投資家が占めている。

しかしドルやユーロといったものでは買えない為買うには一度ドルなどを円に換えないといけない。

これがポイントで円での借金であるということは「日本円を刷れば借金をすべて返せる」ということ。

勿論インフレになるが…。

ギリシャの場合は借金がユーロだった。

ギリシャがお金が足りないからと勝手にユーロを刷ることはできない。

ユーロは欧州中央銀行が発行しているが、ギリシャが頼んだところでそれを許可されない。

そこが日本とギリシャの違い。

 

日本国内の金融資産

日本国内の金融資産が多いためギリシャとは違う。

日本の金融資産とは国道や堤防など国が管理している公共のものや年金の為に積み立てられているお金などのこと。

そういったものをすべて売り払って返済に充てたとすると80%~90%は借金の返済が可能だ。

更に政府が持っている土地や政府の建物なども売れるとしたらもっと多くの資産になると思う。

 

まとめ

あまりだらだらと書いても長くなるのでこのくらいで締めたいと思う。

まとめとしては

・日本の借金は国民一人あたり約900万円とか言われるが国民が負担するものではない

・逆に国民が日本に貸しているもの

・借金は全て円の為どうにかなる

・日本の資産が多い

・日本の借金が多いがギリシャとは違う

とりあえずこんな感じではないか。

反対の意見をいかにも正論のように言っている人たちは信じる前に疑って欲しい。