ホルンバッハというドイツの企業のCMが炎上している問題があったようで、本日私は知りました。
どうやら日本のニュース番組でも取り上げられたようです。
CMを見たことない人はこれを見てください。
こちらのCM企業側の言い分だと春の匂いが自動販売機からしか買えない架空の都市ということですが、CMの途中のベルトコンベアに「春の匂い」という明らかに日本語が書かれています。
大学時代にマーケティングでCMなどの広告のマーケティングを学んでいた際の知識ですが、
昔のCMは商品のアピールをするCMだったのが最近は商品のイメージをCMにするというのが強い傾向にあるということです。
ポカリスエットだと最近はダンスしているCMが印象に強いですが、ダンスしている部分がほとんどをしめ、ポカリスエットを飲んでいるのは本当に一瞬です。
ポカリスエットのフレッシュさとか生き生きしてる感じなどを表しているのだと思います。
そしてこのホルンバッハのCMですが、ホルンバッハとは何の会社なのか。
日曜大工専門店のようです。
春の大掃除の時期に流れたCMでして、日曜大工で汗を流せば日本人にモテるよという意味が込められているのではないかと勝手に予想しました。
ヨーロッパ人というのは日本人女性にいいイメージを持っている人が多いため、そういった人にモテるというのはプラスで、そのためにDIYしようということを伝えたいのだと思いました。
ホルンバッハのTwitterではこう発言しています。
Our ad is not racist. View the ad as a discourse on the increasing urbanization and decreasing quality of life in cities. The smell of the spring only available in vending machines. For everyone. Not only asian people. pic.twitter.com/XhlOhhgpwI
— Hornbach (@Hornbach_tweets) March 26, 2019
This guy is also very fascinated. They all smell grass, flowers, fresh soil. It smells of new beginnings and the desire to get active in the great outdoors. pic.twitter.com/wC1VhDf023
— Hornbach (@Hornbach_tweets) March 26, 2019
要約するとこうです。
人種差別の広告ではない。
春の匂いは自動販売機でしか手に入らない。
アジア人だけでない。
女性だけでなく男性も魅了されている。
という風にドイツ人の男性と女性がCMと同じように匂いを嗅いで魅了されているGIFを上げました。
なので日本人女性にもてるというイメージでのCMではなかったのかとは思いました。
しかし、私としては、とある一定層が不快になるようなCMを作って放送するというのはどうかと思います。
例えばこれが逆でアジア人のおっさんが汗をかいた衣類をドイツ人女性が嗅いで魅了されているCMだったらどうなのかという話です。
勿論ドイツ人は嫌な気持ちになり非難するでしょう。
国や人種だと大きな企業は気を付けるべきなはずなのにそれを放送してしまうのはいかがなのか。
放送だけだと気に留めなかったのかもしれませんが、Twitter、YouTubeに公開するのはいかがなものか。
というか
いくら差別でないと反論しても、ドイツ人研究者が衣類を掴むとき嫌な顔しているの時点でそれはいい香りではないのでしょう…。
私が予想した意味や、他に別の意味がCMに込められているかもしれません。
しかし、CMを制作した人たちの中に差別意識がある人が居たとは思います。
署名が集められているようで、それはそうだと思います。
こんなCMが増えてほしいですね。