ここ数年感じるのが上手に節約をする人が凄いといった空気。
また、節約する人が偉いといったようなほうがより違和感を覚えている。
個人的には多少の節約はいいと思う。
しかし限度というものがある。
1円でも安いものを買うために遠くのスーパーまで買いに行く。
安いものしか買わない。
といったことは個人的に考えられない。
この世の中節約をする人が偉い訳ではない。
むしろ浪費癖ある人の方が経済に貢献しているから偉いのではないか。というか経済を回しているから世の中を支えている。
節約の理由
まず節約をする理由が何なのか。
2017年のなんでも調査団のデータを見ると、「家計が苦しい為」「老後の生活の為」「なにかあったときのため」というのが多い。
「家計が苦しい為」というのは今の時代の給料の分配が悪いのでわかる。
会社も社員に還元するよりも会社の社内を改善する方にお金を使っている印象が強い会社も多い。
その為、給料が少ない。給料のわりに物価が高い。などが起きている為、仕方ないことだと思う。
つい最近では2000万円問題と結果的には内容が薄かったが出てきたくらいだから老後の心配もわかる。
しかし「なにかあったときのため」というのが凄く違和感。
「なにかあったときのため」に貯金を作るというのは普通だと思うが、その貯金を作るのに節約してまで貯金を作るのかと。
さらに40代50代の20%強や、60代の20%行かないくらいの人達は「なんとなく」といった理由で節約している。
こういった理由がないのに節約する人、また何かあった時のために節約する人というのが減れば、「家計が苦しい為」といった理由で節約を強いられている人が減る可能性は十分にあると考えられる。
節約の費用
節約の費用を見てみる。
電気料金、食費、水道料金、衣類の費用とある。
ここで思うのは食費と衣類の費用である。この二つを節約している人はどのように節約しているのか。
生活の基本的な要件で衣食住がある。
その中の衣と食。無理をしてまで節約する必要がない部分だと思う。
例えば食に関してだと、「1玉30円の玉ねぎと1玉40円の玉ねぎがあったら30円の玉ねぎを買う」といった具合の節約ならいいと思う。だた「節約のためにほぼ毎日もやし」といった節約は駄目だ。身体に問題が発生するだろう。
夢を追いかけていてお金がなくて仕方ないという人も勿論いるだろうが限界まで追い込まれていないならそういった生活をするのは本当に良くないと思う。
また食事というのは個人的には楽しみの1つであるので食事を控えることや趣味にかけるお金を節約する人などは何を楽しみに生きているのかと感じてしまう。
節約ではなく貯金
節約も大事ですが、貯金の方法をいくつか。
まず、『つもり貯金』というもの。
何かをしたつもりでその金額を貯金するといったもの。
例えばサラリーマンに多いと思う、1日1本の缶コーヒーを飲む習慣。
そのコーヒーを飲んだつもりで1日130円を貯金するといったようなことです。
缶コーヒーは自動販売機で買えば130円。
1年間毎日続けた場合130円×365日で47450円。
つもり貯金で1年間で47450円貯まる。
1日2本飲む場合だと2倍で94900円で約10万円。
労働日数ではなく毎日で計算しましたがざっくりいうとこういうことです。
定番の500円玉貯金のように毎日130円貯金箱や貯金のための袋に入れる。小銭がないなどであれば数日分入れる。1月分まとめて貯金でもいい。
1日1本分の缶ビールを飲んだつもりで貯金する。
1日タバコ1箱分を吸ったつもりで貯金する。
週末に恋人がいない人は恋人とデートしたつもりでデート代分を貯金するなど笑。
最後のは難易度高めですが笑
このつもり貯金いい貯金か悪い貯金かと言えばどちらにもなりえる。
無理してないならいい貯金、無理しているのなら悪い貯金。
酔って嫌なことを忘れたいと考えている人が毎晩のビールを無理して抜いて貯金するといった感じであれば悪い貯金だと思う。
タバコ吸わなくなった人がタバコ吸ってた時の様に1日1箱分の貯金をするといったことであればいい貯金だと思う。
ようは無理してする貯金は悪いものだ私は思っている。
貯金後
節約も貯金もそれをゴールにしてはいけない。
その節約や、貯金でできたお金を自己投資に使う。
それが一番有効活用できる方法だと思う。
特に節約しないと生活が苦しいという人はその生活苦から逃れるために何か努力をしているのかというのが疑問である。
例えば20代~30代の月の読書量というのは0.3冊いってないとのこと。
しかし、30代で年収が3000万円以上の人の月の読書量は9冊~10冊である。
読書や勉強など自己投資をすれば知識だけでなく自分の価値を上げ、キャリアアップで年収を揚げれる可能性がある。
そういったことを考えると、読書や勉強の為の自己投資に節約や貯金でたまったお金を使い、お金が増えるように努力をするべきではないか。