※2020年2月29日現在のデータを利用しています。
2019年12月から発症が確認され徐々に世界中に広がっていった新型コロナウイルス(2019-nCoV)。
2020年3月現在全世界に広がって日本でも色々と異例の事態が起きている。
この記事はもう少し早く書こうと思っていたが中々書けずにいた。
そろそろ書いておかないと思って只今書いている状態だ。
本題としてはタイトル通り「新型コロナウイルス(2019-nCoV)に対して人々は過剰な心配をしているのではないか」ということだ。
コロナに対して警戒することを駄目だと言っているわけではないが、過剰に心配して混乱して悪い方向に進んでいるのではないかと感じる。
株価がリーマンショックや東北大震災のように下落し経済的損失が起こるが過剰な警戒でなくなんだというのかと…。
新型コロナウイルスに関して
未知のウイルス
まず新型コロナウイルスを警戒する理由を考えてみた。
最初に思い浮かぶのが未知のウイルスだからというもの。
・未知のウイルスだから情報が少なくて危険
・未知のウイルスの為何が起きるかわからない
こういった未知のウイルスに対する警戒があるだろう。
未知のウイルスだから情報が少なくて危険
未知のウイルスだから情報(データ)が少なくて危険というものに関しては、データは決して少なくないということ。
SARSの患者数は9,000人に到達していない8,439人。
MERSに関しては2,494人。
対して新型コロナウイルスは2月29日の時点で86,018人。
SARSの10倍近くの感染者がいる。
その全員がデータといえるわけではないが、同じコロナウイスの新種であるSARS、MERSよりもデータは多いし、これからも多くなると考えられる。
未知のウイルスの為何が起きるかわからない
未知のウイルスの為何が起きるかわからないということに関しては、突然変異が起こってSARSのようなことになるかもしれないということを懸念していると思うが、実際突然変異が起こる可能性があるのは新型コロナウイルスに限ったことではない。
例えば通常の病気だが薬の飲み方が悪く耐性が付き、薬が効かなくなる耐性菌。
インフルエンザにしても、豚インフルエンザといったように普通にある豚に感染するインフルエンザが人間に感染し突然変異して人に感染するようになった。
鳥インフルエンザの様に鳥からヒトに移るインフルエンザがヒトからヒトに移るようになる突然変異を起こす可能性もある。
未知のウイルスだけじゃなくすべてのウイルスに対して突然変異が起こる可能性はある。
何に対しても起こる可能性はあるのだからその突然変異という不確定事項を無意味に警戒する必要があるのかということ。
感染者数に関して
日本でも隣の韓国でもといったように全世界で感染者が増えていっている。
全世界の感染者数は86,018人。
中国を除く国の感染者数は6,767人。
割合で言うと感染者の91.5%は中国での感染者である。
これから増えていくことは予想されるが、『国内の感染確認946人』
という見出しでニュースが記事があったがこれをそのまま捉えるのはどうかと思う。
このうちの殆どはクルーズ船の乗客で実際の日本での感染者とするのは244人が正しいと思われる。
感染者に関して②
上で感染者は244人というのが正しいと思われると書いたが言いたいのはちょっと違う。
まずこの新型コロナウイルスに関しての話だが、新型コロナウイルスは感染し、ほとんどの人は通常の風邪のような症状で重症化しない。
その中で重症化し肺炎になる人が居る。肺炎が悪化し死亡するということだ。
多くの人がこれを新型コロナウイスに感染すると高熱や咳が出て肺炎になると勘違いしている。
ここ数か月を振り返って軽い咳や微熱でなんか風邪っぽいなって思ったけどすぐ直ったってという状態はなかったか考えて欲しい。
それ自体が新型コロナウイルスだった可能性がある。
つまりこの感染者にはカウントされないが新型コロナウイスに感染して軽度の発症をしている人はより多くいるということになる。
つまりこの感染者数というのは重度の感染者がほとんどで軽度の感染者はカウントされない為あまり当てにならないということになる。
また、ウイルスというのはウイルスが増えないと検査に引っかからないということが多い。
朝からインフルエンザぽいから病院にいったら検査では陰性だった。翌日やその日の夕方に再度病院で検査したら陽性だったということはないか。
そういったようにある程度ウイルスが多くならないとわからない。
軽度と言ことはそれだけウイルスが少ないからそもそも検査してもひかっかる可能性が低いかもしれない。
ちなみにインフルエンザの感染者数というのは年間大体1,000万人程。
インフルエンザに感染したら基本的に高熱が出て検査してこの数字である。
12月に感染者が出始めてひと月の1月で200万人超えるということもある。
致死率に関して
現在の全世界での感染者は86,018人。死者は2,942人。
なので致死率というのは約3.4%である。
致死率3.4%というのは30人に1人が亡くなるというもの。高いと感じると思うが、あくまで全世界のものである。
これを中国と中国以外の国に分けると致死率は。
中国 = 3.5%
中国以外 = 1.5%
こう考えると中国での致死率は高いが中国以外では低い。
全世界での致死率に比べると半分以下の致死率の方が高いと考えられる。
中国での死者が多いのは最初新型コロナウイルスと特定されてない状態での対応が悪かったことや医療機関がパンクしている状態などが原因ではないかと考えられる。
更に言えば死ぬ可能性が比較的高い重症患者がこの感染者としてカウントされており、比較的高い致死率になっている。
上の感染者に関して②で書いたようにここにカウントされていない軽度の感染者が遥かにいるということ。
インフルエンザの致死率が0.1%程と言われているがそれくらいではないだろうかと予想している。
感染力と致死率の関係
感染力が高いと致死率が低く、致死率が高いと感染力が低いことが基本的には多い。
また元々致死率が高かったものが感染力が上がることで致死率下がるということもある。
というかこれが普通だと思う。
良く考えて欲しい。
ウイルスというのも生物で子孫を残すのが目的。
ウイルスというのは自己複製が出来ない為、感染した生物の細胞に感染して複製をするというもの。
その為致死率が高いというのは感染が進まない為、自分の複製を増やすことが出来ない。
エボラ出血熱の致死率というのは5~8割と言われているが、感染が拡大した後は致死率が低くなったというデータがあった。
致死率が高い新型コロナウイスよりも高いSARS、MERSを見ても感染者ははるかに少ない。
絶対にありえないということはないが、現在の様に医療が発達している中では感染力が高いということは致死率が高いというのは可能性として低いと考えられる。
インフルエンザの方が感染する可能性が高い
上でインフルエンザが毎年1000万人程の感染者がいると書いたが、個人的には新型コロナウイルスよりもインフルエンザの方が危険だと考えている。
感染力は圧倒的に高い。
流行前には感染者が増えだし大体の流れはわかる。なのになぜ毎年1000万人程の感染者が出るのか。
それだけ警戒していないからである。
今新型コロナウイスが流行しているからと、手洗いうがいをしたり、マスクをしたりしている人は多いがインフルエンザが流行しだしたときに同じようにしているか。
答えはしていない。
今年のインフルエンザの感染者は例年よりも少ない。新型コロナの影響で手洗いうがいをしている人、マスクをしている人が多いから感染者が減っているのだ。
普段からインフルエンザを警戒している人が新型コロナウイスを警戒するのはわかるが、そうじゃない人が何故新型コロナウイルスだと警戒するのか。謎である。
風邪について
通常の風邪というのは様々なウイルスが原因で掛かる病気である。
その中に(新型ではない)コロナウイルスも含まれている。
普段から風邪にかかる人というのは多くいると思うが、この風邪をどのように治療しているか。
咳が出て37℃弱の微熱があるとなったら多くの人は病院行って風邪薬飲むか、風邪薬を薬局で買って治るのを待つと思う。
ただ風邪が重症化すると肺炎になる可能性がある。
で肺炎は高齢者ほど重症化しやすい。
肺炎で最悪死亡する可能性がある。
そう新型コロナと全く同じ状態。
多分新型コロナウイルスの方が重症化で肺炎になりやすいといった特徴があるとかではないのだろうか。
新型コロナウイスの感染者の情報を観てみると多くの人が50代60代と高齢者だと思う。それだけ重症化している人の多くが高齢者。
重症の新型コロナウイルス(肺炎)になって死亡する可能性が高いというのは納得できる。
日本で比較的感染者が多いは満員電車という通勤があることや高齢化が進んでいるからではないだろうか。
特効薬がない
特効薬がないこと為掛かってはいけないと思っている人も多い気がするが、風邪にだって特効薬はない。
普段病院で出てる風邪薬や薬局で買える風邪薬。あれは風邪の症状を抑えるだけで風邪の菌やウイルスを倒すものではない。
風邪に対しては特効薬がない。
肺炎に関して言えば菌が原因のものであればペニシリン系が効くがマイコプラズマ肺炎になると別の薬になる。
新型コロナウイルスが原因のものになると現状特効薬はないが特効薬が作られる可能性は低いと考えられる。特効薬に期待は出来ない。
検査がされない問題
現在の状態として「病院で検査を受けたい」と言っても検査がされないとTwitterで嘆いている人が多くいる。
ただ、検査をすることに意味があるのかと思う。
新型コロナウイルスと断定できれば出せる薬がある。
新型コロナウイルスとわかったらこういう治療を行う。
といったようなことがあるのなら検査をし診断を確定する必要があると思うが、現状新型コロナウイルスの検査以外の肺炎の検査は絶対に行うと思う。
原因不明の肺炎か原因が特定出来た肺炎かのどちらかだ。
原因不明の肺炎か新型コロナウイルス由来の肺炎かわかったところで出来る治療は変わらない。
上で書いたように特効薬がないからだ。
感染者を隠すためだとか色々と騒がれているが軽度の感染者はどれくらいいるかわからない状態。
現状検査機関もパンク寸前なのに比較的軽症の人を検査する余裕なんてないと思う。
マスクの意味がない
WHOが予防でマスクをしても感染のリスクは変わらないと発表した。
感染としては飛沫感染と接触感染である。
予防でマスクをしていても手洗いをしていない手で目を擦ったり、食べ物を食べたり鼻を触ったりしたらそれだけで感染のリスクはある。
マスクよりも手洗いや手の除菌が大切なのだ。
おっさんはトイレにいって手を洗わないという人が多くいる。
駅のトイレとか…。
なのにマスクをして防いでいるつもりなのか…何なのか…。
とりあえずマスクよりも手洗いが大事。
満員電車のリスク
あれだけ働き方改革で言われても全く進まなかった、リモートワークやテレワークといったように在宅勤務を勧めたり、時差出勤を勧めたりする企業が増えてきている。
本来ならインフルエンザが流行している時にすべきことだと思うが。
ただ満員電車の感染リスクというのは非常に高いと思う。
上の様にマスクのリスクは変わらないというが満員電車の中では効果はあると思う。
ただマスクをしていて手洗いをしていても目の前で感染者が咳をしたら目から感染する。
感染したくなければ満員電車に乗ってはいけない。
で、感染者の中には軽度で自覚していない人もいるから流行は避けられないと思う。
手洗いうがい
細菌には効果があるがウイルスの予防にはうがいは効果がないと言われているからあれだけど「帰ってきたら手洗いうがい」というのは子供の頃から言われていることだと思う。
手をしっかり洗うことで病気は防げることが多い。
これは新型コロナウイルスが流行しなくても必要ないことである。
手を洗うことだけでない。
マスクをする、満員電車を避ける。
こういったことは普通に必要なこと。
なのに新型コロナウイルスが流行らなかったらしてなかった人が多かったということが問題。
高齢者の死亡リスク
新型コロナウイルスや肺炎に限ったことではないが高齢者の死亡率が高いというのは至極当たり前の話である。
高齢者の方が免疫力が低く若い人の方が免疫力が高いため大体の病気は高齢者の方が死亡リスクは高くなる。
※スペイン風邪の様に変異したウイルスの変異前のものに感染していなく抗体がないということで若い人が死亡しているという事例はあるが…。
新型コロナウイルスも死亡している多くは高齢者だ。
これに関しては当たり前といえば当たり前だと…。
高齢者が死亡リスクが高いのは当たり前の為若い人が、あまり気にする必要はないと考えている。
まとめ
長くなって何を言いたいか上手く伝わらない状態になっている気がするのでまとめで分かりやすくまとめる。
・新型コロナウイルスの感染者は多いが軽度の人がカウントされてないから本来はもっと多い
・よって致死率ももっと低い
・新型コロナウイルスよりインフルエンザの方が危険だと思う
・通常の肺炎でも老人は死亡するリスクが高い
・新型コロナウイルスのおかげて働き方改革が進んでいる
・新型コロナウイルスがなくても手洗いやマスクというった予防は普段からするべき
個人的にはインフルエンザの方が怖いと思うがインフルエンザよりも新型コロナウイルスを怖がっている人多い。
インフルエンザが流行しても対して気にしないのに今気にしている人というのは見てて滑稽だと。
国の対応が後手だと言ったり、逆に全国一斉休校を要請したら急すぎると言ったり…批判している人は何を言っているのかと…。