コーラで晩酌

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ピーチのマスク着用拒否で緊急着陸した件に関して

LCCの一括のピーチは安い為お金がない学生時代にバンドをしていた時は、ライブの為や旅行の為に結構頻繁に使っていた。

実際何時間もあるフライトでピーチの座席の感じで利用すると考えるとしんどいと思うが、日本国内であれば拘束時間も2時間未満がほとんどだと思う。

 

それくらいの時間だと考えると、無理して高いお金を払いANAJALなどを利用する必要もないのではないかと考えてしまってよく使っていた。

 

ただ、安いものというのはどうしても治安が悪くなってしまいがちである。もちろん全員が全員とは言わないが…。

お金ある人は心にも余裕やゆとりがあるということの逆のように、お金に余裕がない人は心にも余裕やゆとりがない為、些細なことで怒り出したり文句を言ったりする。

高級店と、安い飲食店のクレームの差とか、スーパーやコンビニで買っている物量や買ってる物の値段の差とかで見ると結構顕著に表れると思う。

 

 

だからとは言わないが今回のマスク拒否に関しては起きたのではと思う。

 

 

まず今回の騒動でピーチ社に非があると言っているが、完全に悪いのは着用拒否した人だと考えられる。

 

第一にピーチの公式ホームページにマスク着用をお願いする文言があること。

※これは国土交通省が指導しているものなのでないところはないはず。

サービスを提供する自由というのは提供する会社にも勿論ある為、提供を拒否するということは可能である。

「マスクなし」で来店する客、退店させられる? アパレル店員「布でもいいからつけて」(弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース

 

更に言えばピーチの運送第10条に以下の文言がある。

5. 旅客の行為、年令又は精神的若しくは身体的状態が次のいずれかに該当する場合。

(b) 他の旅客に不快感を与え又は迷惑を及ぼすおそれのある場合

(c) 当該旅客自身又は他の人の安全又は健康に危害を及ぼすおそれのある場合

(e) 当社係員の業務の遂行を妨げ、又は、その指示に従わない場合

運送約款 | Peach Aviation

 

このいずれか、いや全部を満たす可能性がある。

そもそも相手の領域内では相手の方が正しいことが多くなる。

こういう約款は基本的には会社が迷惑な顧客とのトラブルで有利になる為に作られている為、圧倒的にピーチ側の主張の方が強い。

 

 

 

友人が来て、家の中で普段煙草を吸わないのに友人は煙草を吸いだして「吸うなら外で吸って」と伝えても「いやここで吸うわ」ってなったらどうだろうか。

家に訪問営業が来て暑いと言いつつクーラーをつけだしたらどうだろうか。

嫌になって「帰って」と伝えないだろうか。それで帰らなかった場合不退去罪になるはずだ。

実際それと同じようなことをしている。

 

 

この着用拒否した人物は多くは語っていないが、話している内容からして呼吸器疾患などでマスク着用すると支障があったり苦しくなったり、危険があったりと何かしらがあるのだと思う。

 

ただ、その場合最初に申告するなど出来たと思う。予約する前の段階で問い合わせるなども十分に出来るはずだ。

正当な理由がある場合特別対応を考えるだろう。

 

やり取りの映像を見ていたが、乗務員は「マスクをするか、後ろの席が空いている為そこに移動を」といったような内容を伝えていた。

マスクが出来ない場合の代替案も提案していてそれも拒否である。

 

更にマスクに関してだが、科学的にも論争があるマスクの着用の強制するのはどうなのかということ。

 

マスクの論争は確かにあると思うが、

「マスクを着用すれば感染拡大のリスクを減らせる」という言い分と

「マスクを着用してもリスクは変わらない」という言い分である。

 

「マスクを着用すると感染拡大のリスクが増える」というもので論争になっていればマスクつけることを拒否するのは理解できる。

しかし付けることで感染拡大を減らせる可能性があるがない可能性もあるというのなら減らせる可能性があるというものにベットすることは何のリスクも取らないのだからしていいと思う。

 

 

そもそもマスクが無意味ということに対して個人的には言い分が弱いと思う。

マスクが無意味と言っている人という専門家は「上 昌広」という医師である。

今年の8月にこういうツイートしていた人です。

日本だけ縦軸を10倍にしていてミスリードを明らかに狙っている。

 

更にマスクが無意味ということを言っている記事を見たが、エビデンスとして以下を揚げていた。

 

2017年、シンガポールの研究者たちは米国臨床感染症雑誌に、過去に発表された論文をまとめたメタ解析の結果を発表し、医療従事者がマスクを装着することで、インフルエンザ類似の感染症を66%低下させると報告している。SARSでは87%も低下させたという。

医療従事者は訓練されている為こうなったが、一般人で家庭用マスクはどうかというのが以下である。

2010年にフランス、2011年にタイの研究者が、家庭内でのインフルエンザの感染を減らすため、マスク着用を推奨したが、効果はなかったと報告している。 

 

まずシンガポールの研究者のものは論文を発表した場所を米国臨床感染症雑誌としっかり記入してるのに対し、「2010年にフランス、2011年にタイの研究者」と西暦と国しか書いていない。

そもそもエビデンスを出すときにはどこどこの研究でって出すのが普通というか出さないとエビデンスにならない。

ほんまでっかTVとかメンタリストDaiGoとか思い出してほしい。

大体「●●年の○○大学の実験で」とか「●●(国名)の○○研究所の研究で」とか言っていると思う。

情報源がどこなのかしっかりと把握できないことを信用するのはどうかと思う。

 

「効果がなかった」という書き方にも問題があると思う。

効果がなかったがどの程度なのかが分からない。

例えばマスクを着けていた人と着けていない人の効果の差がほぼ0で効果がなかったという認識が普通の認識だと思う。

ただマスクを着けている人とマスクをつけない人の差が2倍広がってないから効果がないともいうことも出来る。

具体的な数値が示されていないものは信用できない。

 

その研究の内容を読みたくても読めないというのは如何なものか…。

医師ならその辺しっかりしないとだめだと思う。

 

このフランスとタイの研究を詳しく知りたいと思ったことにはさらに理由があってどのような実験内容かわからないと効果の有無が分からないから。

特にマスクというのは、マスクの着用による予防はほぼ無意味で感染者が感染拡大を防止するということに効果があるとしている人がほとんどである。

 

例えばこの実験で感染者がマスクを着用して実験したのか、感染者はマスクを着用しておらず未感染の家族がマスクを着けていたのか。

またこの実験の落とし穴が、マスクを着けて感染拡大防止にいくら力を入れていてもその他粘液から感染の可能性がある為マスクによる感染防止のエビデンスにはならない可能性がある為である。

 

例えば「マスクを着用で家庭内感染が防げるか」という点に関しては実験で結果が分かっても部屋にウイルスが漂うような家庭の状況と、外の状況とでは環境が違う為イコールでは繋げれない。

 

 

 

話が大分それたが、最後に。

同調圧力に関しての発言があったが、同調圧力ということで周りに合わせないといけないということが気持ち悪いとかおかしいとかいうのはわかる、

しかしそれが人に迷惑をかけている時点でおかしいのは自分だということを自覚しないといけないと思う。

 

例えば、赤信号なのに誰かが渡りだしたらついていって皆渡りだすというのは同調圧力の気持ち悪いところだと思う。

しかし赤信号なのにみんな止まってるとか同調圧力だといって渡りだしたらおかしいのはその渡っている人である。

ルールやマナー、モラル、法律に従っているうちは良くてもそれに反した時点で駄目である。

 

義務はなくてあくまでお願いという状況だが、提供側のいうことを守れないなら提供はされなくても文句は言えない。