コーラで晩酌

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ネットと現実の距離感について考えなおしたほうが良い

インターネットが発達し、10年以上前に比べるとインターネットというのは身近にあるものとなっています。
携帯電話が普及しはじめ、携帯電話からスマートフォンになり、今ではインターネットに接続できる機器がない家庭の方が珍しくなっているのではないでしょうか。

そんなインターネットが近いところにある時代だからこそインターネットとの距離感というのをもう少し考えた方がよいと思っています。

 

ネットを使った事件

ネットを使った事件で思いつか部のは色々あります。

ネット上で殺人予告し実行した通り魔事件。

小中学生のいじめがネットを使って行われる。

つい数日前福岡でITのセミナーしていた男性が刺されて殺されました。

といったように色々と起きています。

 

先日のITセミナーを行っていた男性は有名なブロガーの方でした。

容疑者はネット上で誹謗中傷され、それを恨んでいた為、犯行に及んだようです。

 

ネットと現実は違う

ネットは現実と違うという認識が強くされているのだと感じます。
ネットは現実と違うから自由に発言できるといったところでしょう。
またリアルの知り合いと繋がっていないようなアカウントであれば、完全に別世界で匿名ですし、匿名掲示板などでは匿名で投稿が出来ます。

 

しかし、表面上匿名でも完全に匿名という訳じゃないです。
匿名に見えて匿名ではないという大事なことを理解していない人が多くいます

 

SNSで実名ではないアカウントで匿名として書き込んだとしてもSNSのアカウントは作成している段階で会員情報があります。

会員情報を適当に入力して作成したとしても、IPアドレスで特定は出来ます。


匿名掲示板で匿名で書き込んでも、書き込んだ先のサーバーにはIPアドレスなどの個人を特定する情報は残っています。

匿名に見えるネットでも個人を特定しようとすれば比較的簡単に特定できてしまうのです。

 

 

相手を考える

ネット上での書き込みは匿名と言っても画面の向こう側にいるのは人間です。
発言によって怒りもすれば傷つきもします。


殺人予告爆破予告をネット上に書き込めば警察は動きます。
冗談でしたではすみません。
特定の人を誹謗中傷した場合は警察は動きません。
しかし、誹謗中傷をされた本人が弁護士に相談すれば警察からIP情報を引き出し裁判を起こすことも可能です。


横浜DeNAベイスターズの井納翔一選手が嫁はブスと書き込まれたことに対して特定するといった行動を行いました。
特定にかかった費用と、損害賠償の200万だそうで費用は掛かるけれど一般人にも出来ない金額ではないと思います。


ネットだから陰口を言えると言った風に考えている人は今一度考え直した方が良いと思います。
特に実名を出して陰口を言っている人です。

ネットでの発言は陰口よりも言ったという形跡は残ります。
陰で言っているつもりでも本人が見る可能性もあります。
陰口を消そうと思っても証拠として残されている可能性もあります。

 

ネットの使い方

ネットの使い方というのは人それぞれだと思います。

調べ物をするため、メールの為、SNSの利用、ネットショッピングの為、オフィシャルHPの為などなど。

 

ネットで調べたり、買ったりといった受信側は騙されなければ自由でいいと思います。

しかし発信側の人は、冗談だとしても本人や警察を目の前にして言えないことはネットに書き込まないのが吉だと思います。

誹謗中傷や、事件の予告などです。


ネットだからというのは考えは間違えです。

ネットも現実の一部ではあります。

 

昔は特にネットと現実は別物という認識が強く、ネットで知り合った人にリアルの話をするのはNGというものが強くありました。

しかし、ネットが多くの人々の一部になって今ではリアルの話をするどころかリアルで会うということをする人が多くなっているように感じます。
だとするとなおさら、ネットとリアル同じものと考えると思うのですが、そこは別と考えている人は多いと感じます。

 

昔の匿名掲示板では「半年ROMってろ」と言われていました。

半年間閲覧してどんな感じか理解したら書き込んでいいよとか、ネット上では過去レスや調べる癖付けてた方がいいという意味で使われていました。

 

半年ROMって調べて、どれが許されるといったことを理解していればバカッターといったものは出てこなかったと思います。

 

ROMって使い方を学んだ方が良かったものが、ROMらず使う人が増え、使い方を理解していないまま使っているから問題につながっているのではないでしょうか。

 

包丁という便利なものを料理の為に使うという使い方を知らずに使えば凶器として使ってしまうといったことです。

ネットというのはIT社会において無くてはならないもので、今更無くなるといったことはよっぽどのことがない限りはあり得ないでしょう。

 

そのIT社会で生きていく為にも、ネットの使い方というのは学校で学ぶべきものだと思います。

義務教育で正解はないが正解に近いものを持っている道徳の授業をするよりも、間違いを起さないためのネットの使い方を教える方が有意義ではないでしょうか。

 

もちろんそれですべてが解決するとは思っていません。

すべてが解決するなら道徳の授業をしていじめはなくなっているでしょうから。

しかし、少しでも間違えを減らすことにはつながると思います。

 

少なくとも匿名掲示板で匿名だからと誹謗中傷してら損害賠償を請求されるなんて知らなかったとはならないと思います。

 

今一度ネットでの発言を気を付けた方が良いと思います。